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【おひさま活動】洋裁経験ゼロの男子がアイドルにハマってシャツを作った話 ~きっかけ編~

非オタ、オタクになる

 2018年、アイドルのことは全く興味がなく、歌番組で流れてきても耳を傾けることもなかった僕は欅坂46にハマります。それまで紅白の不協和音のことすら知らなかった一般人でした。たまたまメディアで目にした長濱ねるさんが可愛くて、何者なのかを調べ、当時働いていたバイト先の乃木坂46が好きな人に話を振ったら沼に入ることになりました。

 それから順調にレギュラー番組を見たりライブに行ったりCDを買ったりと普通にオタク活動をするのですが、あることに気づきます。

アイドルはアートの集合

 アイドル活動はバラエティ番組やモデルなど多岐に渡りますが、欅坂46にハマったこともあってアイドルの楽曲パフォーマンスに惹かれるようになります。何かしらのメッセージを持った歌詞があり、そこに音楽がついて振り付けがついて、衣装を着て彼女たちが演じる。その全てがアートであることに気づきました。

 彼女たちの活動を追うと、作詞作曲家だけでなくTAKAHIRO先生のような振付師や衣装デザイナーさんの存在を強く感じます。他にも映像やスチルなどなど関わっているクリエイターの数は数え切れないほどです。そういったクリエイターたちの作品を身に纏ってアイドルはパフォーマンスするのです。

 そうしたクリエイターの作品に関心を波及させるうちに、自分でも真似してみたいと思いました。

なぜ洋裁なのか

 現代はインターネットやSNSなどの普及で誰でも簡単に自分の作品を多くの人に見てもらう機会があります。作曲をしてYoutubeに投稿してもいい。ダンスを踊ってSNSに投稿してもいい。ふと握手会やライブなどの風景が頭をよぎります。そう、アイドルは会う機会があるのです。

 僕は表現者である前に一人のオタクです。 どうせやるならアイドル本人に披露できた方がいいじゃん??衣装を作って握手会に着ていったらアイドルに褒めてもらえる!ていうか洋裁できたらカッコよくねぇ??と欲が出まくった結果洋裁を選択します。

なければ、作ればいいじゃない!

 その頃ちょうど日向坂46がデビューして『キュン』が一番キテた時期だったのでキュンの衣装を作ってみようと思ったのですが、女性アイドルの衣装ってワンピースだったりスカートだったり男が着るにはちょっと勇気がいるんです。それに、よく考えたら衣装そのまんま作っても通販で売ってるコスプレ衣装と一緒じゃん!と気づきます。

 アイドル衣装を作って着ていけばアイドルに褒めてもらえる!でもアイドル衣装そのまんま着るのは恥ずかしいし面白みがない!じゃあできるだけ日常的で自然な形の衣装風の服を作ろう!と思い立ちました。

制作編に続きます↓

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